「ロゴを作りたい」という相談の多くは、実はロゴの問題ではありません。名刺、袋、看板、SNSのアイコン、それぞれがバラバラに見える状態を解決したいという相談です。ロゴは入口に過ぎません。その先に、色、フォント、写真の使い方、言葉のトーンがあります。

ロゴが「効く」条件

ロゴ単体で何かが変わることはほとんどありません。ロゴが効くのは、それを使う媒体が一貫しているときです。豆袋、名刺、店内メニュー、Instagramの投稿。これらが同じ色とフォントで統一されていると、ロゴは機能します。逆に、ロゴだけ変えても周囲がバラバラなままでは、変化は伝わりません。

色を一色に絞ることの強さ

Harada Coffeeのブランドを設計したとき、カラーは茶褐色一色に絞りました。焙煎後の豆の断面から採取した色です。一色に絞ると、どの媒体に使っても統一感が生まれます。二色、三色と増やすほど、使い方のルールが複雑になります。小さなお店には、シンプルなシステムの方が長続きします。

フォントは「選ばない」ことが正解の場合もある

オリジナルフォントを作る必要はありません。既存の書体を正しく選ぶだけで、十分な統一感が生まれます。和文と欧文を組み合わせる場合、字の高さと太さのバランスを合わせることが重要です。フォントの選定には、デザイン工数の相当な時間を使います。それだけ、文字の印象はブランドに影響します。

ブランドガイドラインを簡易版でも作る

ロゴ、カラーコード、使用フォント名、写真のトーンをA4一枚にまとめたものがあるだけで、外部のデザイナーや印刷会社に依頼するときの手間が大幅に減ります。Zelm Pix Veltyxのブランドアイデンティティサービスには、この簡易ガイドラインの作成が含まれています。

ブランドデザインは一度作ったら終わりではありません。使い続けることで育ちます。まず現状を見せてください。私たちについてのことは、私たちの成り立ちのページにも書いています。