「とりあえずサイトを作りたい」という相談は、毎月のように届きます。予算を聞かれる前に、まず目的を聞きます。目的が曖昧なまま作り始めると、公開後に「何かが違う」という感覚が残ります。その「何か」を後から修正するのは、最初から考えるより時間もお金もかかります。

サイトに何をさせたいのかを一文で書く

「会社の信頼感を伝えたい」は目的ではありません。「問い合わせフォームから月に5件の新規相談を受けたい」が目的です。一文で書けない場合、サイトの設計も曖昧になります。制作を依頼する前に、この一文を書いてみてください。書けなければ、まずそこから整理する必要があります。スポット相談はそのための時間として使っていただけます。

ページ数と構造を先に決める

「とりあえず全部入れたい」という気持ちは分かります。ただ、ページが多いほど制作費は上がり、更新の手間も増えます。最初は5ページ以内で始め、必要になったら追加する方が現実的です。トップ、サービス、実績、会社概要、お問い合わせ。この5ページで伝えられないことは、ページを増やしても解決しません。

公開後に誰が更新するかを決める

更新体制を決めないまま公開すると、半年後にサイトが止まります。自分たちで更新するならWordPressが現実的です。更新をすべて外注するなら、月次の保守契約を最初から組み込んでください。「誰かがやるだろう」は機能しません。制作の段階で、更新担当者の名前まで決めておくことをお勧めします。

写真と文章の準備を軽く見ない

サイトの制作が遅れる原因の多くは、クライアント側からの素材提供の遅れです。写真は既存のものを使う場合でも、解像度と権利を確認してください。文章は「後で書く」と言ったまま3週間経つことがよくあります。制作開始前に、最低限のテキストを用意しておくと、全体のスケジュールが安定します。

予算の考え方

Webサイトの制作費は、目的と機能によって大きく変わります。シンプルな5ページのサイトなら30〜50万円が現実的な範囲です。ECや予約システムが入ると、それ以上になります。「安く作って後で直す」より「最初に必要なものだけ作る」方が、結果的にコストは低くなります。

サイトを作ることは手段です。目的が明確であれば、制作はずっとシンプルになります。まず話を聞かせてください。初回のZoom相談は無料です。